2011-11-01 近代文化の合理性を乗り越える現代の「整体」

「整体」という言葉自体は古くからありますが、最近よく聞く言葉で、一般にもよく知られるようになったような気がします。小規模な整体院のといった看板も、都市の駅周辺や商店街、あるいはマンション等集合住宅や雑居ビル等の一角に視られることも珍しいことではなくなりました。
それには様々な要因があるとは思えますが、ストレス等の現代人病といわれるような症状の多くが、医療技術だけでは解決できないという点が大きいのではないでしょうか?
コンピュータに象徴される高度テクノロジーに囲まれた現代のとくに都市の労働生活環境から、旧来にはなかった心療内科のような精神的なケアの必要性を増大させました。
一方で、腰痛や肩こりのような身体的な障害は、労働生活環境の高度化から、同じ姿勢を保ちながら精神的な集中を維持するストレスあるデスクワークの過重な労働にも起因するでしょう。
元来は、多くを古来からの中国漢方に起源を持つ「整体」の考え方は、このような心と身体全体のバランスという生命の根本から、人間本来持つ自然治癒力を引き出していくというまさに現代社会に提唱されている、エコロジーにも共鳴するものがあるのではないでしょうか。
近代文明の西欧医学とテクノロジー万能主義への、反省もそこにはあるように思えます。

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